銀座「福遊庵」 会席でもお腹いっぱい!春の食材満載ランチ
こんにちは。食べるの大好き、フレディ京子です。
今回は銀座にある「福遊庵」さんでいただいたランチコースについて覚え書きです。
*お店のHP 銀座「福遊庵」 http://www.ling.co.jp/fuku/
【おすすめ度】
◎Fantastic!ぜひおすすめしたい
※判断基準※
◎Fantastic! ぜひおすすめしたい(言うことない!素敵!)
○Good よかった^^(ちょっと気になることあり)
△ありかな(いくつか気になることなり)
×もういきたくない(行かなきゃよかった)
一般庶民ですので、支払う金額に見合うかどうか(コストパフォーマンス)で勝手に良し悪しを判断しています。このブログは完全に個人の主観です。「私はそうは思わない」「そう感じるのはおかしい」などあるかもしれませんが、あくまでご参考までにご覧頂ければ幸いです。
【お店に行った時期】
お天気は曇りがち、時折日差しのある、そんな4月の土曜日でした。
【お店の行き方】
習い事を終え、その足で旦那さんと有楽町で待ち合わせ。お店までとことこ歩いていきます。お店までは人ごみの銀座を歩いて駅から5~10分程度でしょうか。
JR有楽町の駅から行く際は、わかりやすく行くならば、
①銀座口・丸井がドーンと目の前にある広場(土曜日なので広場ではなにやらイベントが行われていました。)をつき抜けプランタン銀座を目指します。
②プランタンの目の前をささーっと素通りし右へ、数寄屋橋交差点を目指します。
③数寄屋橋交差点まで来たならば左折、ソニービル、エルメスなんかも素通りし、中国人あふれるマツキヨが見えたら次の角を右折しましょう。
④右手にはアルマーニ銀座タワーがあります。同じ並びに美味しいけどめっちゃ高いチョコ屋さん、ピエールマルコリーニがございます。一時期狂ったように買っては狂ったように食べてぶくぶく太っていましたよ。どの身分でそんなことしていいのかとかつての自分を叱責したいです。
余談はさておき。
⑤高級ブランド店が立ち並んでいる中、まっすぐ進んでいると気づけば左手には米兵KOMEHYOが。
ザギンのホステス様御用達でしょうか。「もらった2個目のバーキンはお近くの米兵へ」そんなキャッチフレーズが頭をよぎります。一等地にある中古ショップを通るたびにきらびやかな世界の裏を妄想してしまいますね。
⑥米兵を左折したならば、同じ並びにギンザミヤコビルが。ビルの1Fにきちんと看板も(たしか緑色)出ていますので安心です。
ビルの5Fに福遊庵さんがございます。エレベーターで上っていきましょう。4、5人でいっぱいになる結構小さなエレベーターです。
【雰囲気】
エレベーターで上り、左手にお店の扉があります。ちょうど前のお客様が出られる時間と重なってしまいました。お店は全18席だそうで、
半個室、テーブル席、カウンターからなっているこじんまりとしたお店です。
そのため入口も狭く、今回のように客の出入りが重なると、
「おっとっと」「あらららすみません」「お先にどうぞ」「いえいえ失礼しましたどうぞ」などの応酬がありますが、適切にそして丁寧に落ち着いて、お店の方(男性)が対応してくださいました。
コートなどは入口で預かっていただけます。
こじんまりとした和食のお店のため、正直緊張していました。「見た目が20~30の男女が行けば、お店の人も内心は『お前らが来るような店ではない!(゚Д゚)』などと感じており無下に扱われることもあるだろう」「ザギン、和食、会席、こじんまり=敷居が高いんだろうな」そんな想像をしていました。
しかしながら、見事に、良い意味で裏切られました。
お店の雰囲気は明るく丁寧、そんな印象です。明るいのは窓が大きくあるからかもしれません。夜はわかりませんが、我々が伺ったランチの際は、窓から外の景色がきれいに見えていました。建物の多い銀座のビルの5Fなので、窓からの景色は見えず自然光はないだろう、とも想像できますが、そんなことなかったです。
丁寧なのは、お料理はもちろん、接客してくださるお店の方の細部にわたる心遣いがそう感じさせたのだと思います。
【席】
今回我々は一休(http://restaurant.ikyu.com/105034/)から予約しました。
その際「半個室」が選べましたので4人席の半個室スペースを利用させて頂きました。緑色の暖簾で仕切られています。
一休から察するに、ランチの際、半個室利用時間は2時間までとなっているようです。
お店自体の席数は上でも記載したように全18席、
半個室1(4人がけが)、テーブル席(2名がけ、4名がけと可動式)、カウンター(4席)からなっているこじんまりとしたお店です。
【食事メニュー&コスト】
ランチ。全8品
一休の期間限定プランからの予約で たしか約¥5,000円/1人税サ込
以下一休から抜粋&メモ
■食前酒
グラススパークリングワイン
と温かいほうじ茶もだしていただきました。食前酒を飲み終えた後、冷たいほうじ茶もだしていただきました。
■前菜八寸【前菜6種】
・鮮魚の刺身
・富山産ホタル烏賊と菜の花の酢味噌和え
・沖縄産生もずく酢
・変わり豆腐(たしか長芋を豆腐にしたとか。How?)
・合鴨の八丁味噌漬けと季節野菜(ソラマメでした)
・北海道産すけそう鱈の玉子うま煮
「福」の蓋をあけると旬の菜の花とホタルイカ(゚∀゚)
美しく盛り付けられていました
■季節の料理【旬食材を使ったお薦めの一皿】
銚子産金目鯛と春野菜の甘酢出汁餡
こちらも春らしい彩。さくら麩にレンコン、ふっくらさやえんどうと春にあふれています。
甘酢出汁餡が、上品な酸っぱさでだしをひきたてており、とてもおいしかったです。
■焼き物【本日の季節料理】
鳥取県大仙鶏の西京焼き、季節野菜添え
大仙鶏がプルィィィっプリッッ
弾力がある、しかし噛み切れる、じゅわっと鶏のうまみがでてくる。おいしい!!
添え物のししとう、サツマイモはレモン煮です。手間隙かかっています。
■箸休め【季節の蒸し物】
京都産竹の子の茶碗蒸し
上に緑色のソース・・・素材を忘れてしまいました。ソースは甘く、山椒が入っておりその香ばしさがアクセントになっていました。
茶碗蒸しの中には何もはいっていません。たけのこおいしかったです。
■小鉢【煮物】
熊本産南瓜と巻湯葉の冷たい炊き合せ
写真を撮り忘れました( ´゚д゚`)
冷たいです。冷たいものは、温かいものに比べ味がはっきり感じないこともありますが、しっかり味がついていました。
■強肴【黒毛和牛の料理】
山形産黒毛和牛と季節野菜の鉄板焼き
自分で焼くスタイルです。藻塩orしょうゆをお好みで。
色々な焼き方を試した結果、レアが大丈夫な方は鉄板で両面軽くじゅじゅっと焼いてそのままいただくのがオススメです。
※試した焼き方・・・以下のうち、1が最もお肉が適度に柔らかく、溶けていくようでした。
1.両面を軽く(2,3秒)ずつ焼く
2.両面を鉄板でじゅーじゅー赤身がなくなるまで焼く
3.片面だけずっと焼き続けて上の面まで焼く(片面しっかり、片面半生)
4.ネギの上にお肉を載せて弱火で火を通していく
5.しいたけの上にお肉を載せて(同上)
2は脂が出きってしまっていいお肉がちょっと固くなってしまいました(つд⊂)エーン
3もやはり脂が落ちてしまい、1には劣る感じです。
4,5はネギ、しいたけの香りがお肉について、風味が変わって美味しいです。しかし、せっかくの美味しいお肉なので、わざわざネギの香りやきのこの香りをつけてしまうのはもったいないですね^^;
あと、弱火でじっくり火を通すのはあまり適していないのか、せっかくのとろけるお肉が少し固く感じました。
ちなみにねぎの上やしいたけの上でお肉を燻したりしていたらいつの間にか火が消えていました。
私はまったく気づかなかったのですが、店員さんがそれに先に気づき、「火を追加されますか?」と聞いてくださいました。
なんと、半個室で食事しているのにも関わらず、そんなところにまで目がいくとは・・・・!
食べている当の本人が気づいていないところまで気づけていただけて気配りに脱帽です。
■お食事【土鍋ご飯】
季節食材の炊立て土鍋ご飯
写真を撮り忘れました( ´゚д゚`) 食べ終わりで失敬・・・
しらすごはんでした。ミニ土鍋に入って運ばれてきます。お店の方がよそってくださいます。あとお味噌汁と香の物。
ごはんが食べきれない場合は持ち帰りもできるそうな。
でも食欲旺盛な我々はぺろりといただいてしまいました。
■甘味【2種類の甘味と珈琲】
宇治抹茶の蒸し羹 小豆ソース・黒蜜風味の嶺岡豆腐 &珈琲(又は紅茶)
一番右はコーヒーです。
峯岡豆腐だったのか忘れてしまいましたが、
キャラメル風味だったような記憶です。(繊細な舌でなくてすみません。)
また、2日前にこちらのお店を予約しており、その際主人の誕生日で利用したいので何かオプションがないか尋ねていました。すると当日、サービスで主人には豪華なデザートプレートが・・・!(・∀・)
上記+いちごのシャーベットバルサミコソースがけ&蕨持ちがやってきました。
プレートにも丁寧にメッセージが・・・。当日ちゃちゃっとお絵かき、ではなく、お皿の文字がきちんとカチカチに固まっていたので、事前にご準備いただけていたみたいです。
サービスにも関わらず、そのお心遣いがとてもうれしかったです。
【他のお客様方】
落ち着いた、上品なマダムが多かったです。がやがや騒ぎ立てるようなお客様はわれわれが伺った際は見受けられませんでした。
【店員さん】
上述の通り細部まで気の利く心遣いでした。
鉄板の火に関してもそうですし、お茶がなくなればこちらから声をかけずとも注いでくださったり、
お料理を二人が食べ終わったあと、ちょうど良いタイミングでお皿を下げてくださり、
次のお食事が長時間待たされることなくでてきます。当然かもしれませんが、
冷たいものは冷たく、温かいものは温かい状態で、お皿もそれにあわせて温度が変わってでてきます。
追加でお酒などは頼んでいないのですが、ないがしろにもされずに恐縮してしまうレベルの気遣い加減でした。
【最後】
お会計を済ませると、姉妹店の「綾」というお店をご紹介いただきました。
どのお客様にも紹介されているみたいです。福遊庵さんがとてもよかったので、
姉妹店にも伺ってみたいと思いました。
「綾」さんは看板も外にでておらず、より隠れ家的なお店だそうです^^
【似合うシーン】
・手の込んだ繊細な会席をお腹いっぱい食べたいとき
・旬の素材を活かした、美味しい和食をたべたいとき(産地にこだわっているようで安心できます)
・2~4名でのお食事(お店のサイズから、大人数のときは10名程度で貸切がよさそうです。)
・親子や家族での奮発した食事
・いつものカジュアルなレストランではマンネリ化したカップルのデート 等
【コスパ判断】
また行きたいです。税サ込み5千円で食事内容、サービス、総合してコスパいいです。
和食の会席というと、「量が少ない」、「全然お腹いっぱいにならない・・・」など、
おいしいのだけれど、ボリュームが残念、と感じたことが数知れず。
(女性ですが、確かに人よりたくさん食べます。どう表現するか難しいですが、定食屋さんで大盛り無料なら間違いなく大盛りにしてもらいます。)
そんな私ですが 、こちらの福遊庵さんのランチコースはお腹も満たされる満足な内容でした!
【その他感想】
「和食は出汁が決め手」とよく聞きますが、
私が家で料理をする際、出汁についてはほぼ無視しています。
「味の素」とか「ふりだし」とか、粉末状になった、今や調味料の一種と化したものをササっと入れて
「和食」というカテゴリーになんとか入れられるかも、程度の料理ばかりを作っています。
料理人の皆様、お母様、旦那様、申し訳ありません。
そして「しょうゆを入れれば何でも和食になるっしょ☆(´∀`)」というド甘い考えで生きてきた私を、
真正面から、しかしさりげなくドツいて「しょうゆでなんでも解決できると思うな!」と喝をいれられた、そんなランチでした。
要するに出汁のおいしさ、うまみという概念を再認識させていただいたお料理でした。
背筋を正させてくれる、丁寧に調理されたお料理ばかりがでてくるお店でした。また伺いたいです。
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*食べログ(2016.4.6時点で★3.51)