外苑前 「アクアヴィット (AQUAVIT)」 珍しきモダンスカンジナビア料理☆しかし・・・。
こんにちは。食べるの大好き、フレディ京子です。
今回は、お店のカテゴリーとして「イタリアン」、「フレンチ」、のように、
まだ日本ではポピュラーではないと思われる、
「北欧料理」のレストラン、「アクアヴィット (AQUAVIT)東京店」 さんでいただいたディナーについての覚え書きです。
*お店のHP 「アクアヴィット (AQUAVIT)東京店」
※2015年に訪ねた際の覚え書きです。
訪ねた際に感じたことをそのまま記していますが、最新情報ではないため、
現在と異なる部分があることをご了承ください。
【おすすめ度】
△ありかな(いくつか気になることあり)
※判断基準※
◎Fantastic! ぜひおすすめしたい(言うことない!素敵!)
○Good よかった^^(ちょっと気になることあり)
△ありかな(いくつか気になることあり)
×もういきたくない(行かなきゃよかった)
一般庶民ですので、[支払う金額に見合うかどうか(コストパフォーマンス)]、[人に勧められるかどうか]で勝手に良し悪しを判断しています。このブログは完全に個人の主観です。「私はそうは思わない」「そう感じるのはおかしい」などあるかもしれませんが、あくまでご参考までにご覧頂ければ幸いです。
【お店について】
スカンディナビア(Scandinavia)=北欧、スウェーデン・ノルウェー、デンマークあたりのことですね。
日本では稀有な北欧料理のお店です。高級レストランの部類に入るかと思われます。
「モダン」ってついていたり、「高級」という形容詞がつくことで、
日本人が外国に行ったときに、
「え!なんかいろいろアレンジされたラーメンが2000円?!こんなに高いの?!?!??!」(NY,パリに行った際の実話)
とびっくりするように、
生粋の北欧の方からは「そんな手を加えまくった高い料理は北欧料理じゃねーよ」と思われたりしているのかもしれませんが、
こちらのお店ではそんなモダン北欧料理がフルコースでいろいろ食べられます。
店名の後ろに「東京店」とついているのは、本店はニューヨークにあるためです。
ニューヨークで20年間、ずっと人気が続いているようですごいですね。
ニューヨーク店はミシュラン2つ星をとっているとのことですが、東京店はいかに!
【お店の行き方】
電車で行く場合は、銀座線外苑前駅のA4出口から。
表参道方面、青山一丁目方面や六本木など、地上から行く場合も、
とりあえずピカピカの車が並ぶレクサスのショールームを目指してください。
レクサスを見つけたならば、
口をあけながらレクサスを横目に、躊躇無く駐車場っぽいところを歩き進んでみてください。
「こんな駐車場?車ばっかり通りそうなところを突き進んでいいのか?」
そんなこと考えどきどき30秒くらい歩いていくと、
急にドーーーーンと、ドラマや映画のセットになってそうな佇まいの建物が現れます!
とてもきれいな光景です。日本ではない、違う土地に来たかのようです。
びっくりします。笑
三井不動産が関わっているみたいです。
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【雰囲気】
入口で予約している旨を伝え、コートなどを預かってもらいます。
いつもと違う食事をしたい気分にかられ、ネットでたまたま見つけた「北欧料理」に目をつけ、旦那さんと利用しました。
ディナーということで、お店の照明は暗めです。
お店の外観もそうですが、内部もスタイリッシュです。「北欧」にとことんこだわっているらしく、テーブルや椅子など北欧家具が使われまくっています。
「ここは日本だったかね?」そう確認したくなってしまう世界です。
そんなスタイリッシュな空間に慣れていない私ですが、私以上にスタイリッシュ空間に慣れていない旦那さんは見るからにそわそわしていました。
北欧家具、インテリアが好きな方にはテンションがあがる空間かもしれません。
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【席】
席は全122席。個室もあるようです。
今回はフロアの中央あたりの席に案内されました。
高級レストランらしく、他の席との間隔は離れているので周りの人が気になることはあません。
ただ、訪ねたのは土曜日の夜でしたが、空席が目立っていました。
それが関係しているせいですかね、落ち着いて食事することができました。
【食事メニュー&コスト】
今回の記事はディナーコース @8800円をいただいたときのものです。
※今(2016年4月)はイースター特別コース「PASK」があり、
ディナーは@8500円でいただけるようです。
ワインやシャンパンの種類多数。カクテルもいろいろあります。
最初はとりあえずビールを頼みました。
ビールを飲みながら、お店の雰囲気的に、
「ここではビールではなくてワインを飲まなければいけないのでは・・・・」
そんなことを勝手に感じてしまい、
ビールのあとはグラスワインの赤と白をそれぞれお願いしました。
(ビールは@800円くらい。グラスワインは@1500円前後~。ボトルはピンきり。)
親切にお店のHPにワインリストがあるので、「慣れていないけど今度デートで使うんだ!」みたいな方がもしいらっしゃれば、
ぜひお店HPのワインリストをチェックして予習してくださいませ。
メニューにも載っていますが、「ワインってよくわからないけれど、かっこよくお洒落に料理にあわせてワインを変えてみたい!」そんな方向けにお料理に合うワインをつけてもらうこともできます。
お料理の詳細は写真と一緒にご紹介していきます。
■8800円コース 全11品
鱈子のスモークとシリアルブレッド
左からシリアルブレッド、中央がクリームチーズとレモン、右がたらこスモークです。
シリアルブレッドにチーズとたらこを乗せていただきます。
サイズはほんとに一口、シリアルブレッドが3cm角くらいです。
4種のピューレ ~ビーツ、安納芋、にんじん、アマレットのマスカルポーネ~
丁寧に濾してあって非常になめらかです。素材の味を活かしまくっています。
(にんじんとビーツも素材そのものです。個人の好みの問題なのですが、野菜があまり好きではないため、もったいないながらも舌の上で味わうことができず飲み込んでしまいました^^;)
竹炭のシュークリームと山羊のホイップバター
真っ黒のお皿!真っ黒の塊!なんじゃこりゃ!笑
炭が入ったシューです、おどろきです。笑
でも見た目に反し味は普通(おいしい)です。さっくりしたシュー生地です。
鰊のマリネ 胡瓜とエルダーフラワーのグラニテと供に王様が愛した白鱒の卵ロイロムを添えて
盛り付けが美しいです。
女性のこぶしくらいのサイズです。さっぱりしています。
季節の野菜料理
写真を撮り忘れました( ´゚д゚`)
フランス産フォアグラと栗のダックワーズ
写真を撮り忘れました( ´゚д゚`)
ダックワーズが好きなのでうれしかったです。
ほんのり甘いのですが、食事として食べられる甘さです。洋菓子屋さんで売っているようなポピュラーなサイズで、1つだけお皿にのってでてきました。
鮟鱇(アンコウmonk fish)のムニエルとクレイフィッシュ 黒ビールのアメリケーヌソース西洋葱と焼き雲丹添え
ブロッコリーのピューレとハーブの菜園フレッシュチーズのソルベ添え
北海道産蝦夷鹿の低温ローストスモークビーツと赤いベリーのジビエソース
鹿のお肉です。臭みはないですが、ちょっと硬めです。
りんごの木のアヴァンデセール
写真を撮り忘れました( ´゚д゚`)
デザート
別にメニューがあり、3種類程度からそれぞれ食べたいものを1つずつ選べました。
旦那さんは「ピスタチオのムース」。印象として、女性のこぶしより大きい。
甘い・・・・・・・・・・・・・・
私は「パンケーキwith温かいベリーソース 」です。
パンケーキおいしい。
でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘヴィー・・・!
ベリーソースあまあま・・・・・・・・。
【他のお客様方】
我々以外には、離れた壁際の席に5名ほどのご家族、カップルらしき男女が2,3組でした。
みなさんお洒落な装いです。
【店員さん】
入口のレセプションの女性は全く気にならず気持ちの良い対応でした。
フロアには、若い方、頼れそうなダンディな方(主任風)がいましたが、
若い方はロボットみたいです・・・。
入店後、高級レストランの雰囲気(外観、内装等)に緊張していましたが、
店員さんが「あれ?」という振る舞いで、逆に緊張がほぐれました。苦笑
料理を運んできて、台本に書いてある台詞をがんばって記憶してつぶやく、
笑顔がない、
=不慣れさを隠しきれていませんでした。
高級レストランであれば、
「どんな店員さんも適切な接客ができる」、それが庶民(私)の理想です。
ホスピタリティの不足が残念ポイントでした。
【最後】
テーブル会計です。
支払いをし、出口でコート類を受け取りおしまいです。店員さん(レセプションの女性)は外まで出てきてくれました。
【似合うシーン】
・ただの北欧料理ではなく、シェフが丁寧に作った北欧料理を食べたいとき
・奮発して「高級レストラン」で食事をしたいとき
(外装、内装、料理内容共に、多くの人が「高級レストラン」と言われて納得する見た目です。(除サービス))
【コスパ判断】
ディナーコース@8800円と飲み物で、
2名で税サ込み25000円くらいでした。
何を飲むかで金額はいくらでも上昇するでしょう^^;
コスパに関しては、良いとは言えないと思いました。
理由として以下4点です。
1.上述の通り、店員さんの接客レベルが、イメージする高級レストランから乖離している。
2.生意気で申し訳ないですが、
料理はもう少し構成のし様があったのではないかと思いました。
(最後にあんなに重いデザートがくるとは思わなんだ・・・)
アミューズからメインまで、一口サイズ、女性のこぶしサイズが続きます。(量が少ないと感じました。)
フレンチのフルコースなども、一見「少なっっ」と思いますが、
食べ終えるとちょうど良い満腹感、もしくは男性やよく食べる女性は腹八分目くらいになるかと思います。
こちらでも、「デザートまで食べ終えれば満たされるかな~」、
そう思い描いていました。
あいつが来るまでは・・・。。。
最後、15時のおやつで食べるレベルのデザートが、
喪黒福蔵並みに「ドーーーーーーーーーン!!!!」とでてきます。
残すのは作っていただいた方に申し訳ないという気持ちから、がんばって平らげます。
よく食べる方だと思いますが、最後の一皿、食べきるのが超大変でした。
メインは少なめ・デザートで突如トドメヲ刺す、そんなコースでしたので、
もう少し食事とデザートのバランスが変わればいいと思いました。
2.お肉もお魚もあり、いろんな種類の食材、お料理をいただきましたが、コースにストーリー性(流れ)がほしかったです。
上記1にも関わるのかもしれませんが、最初から最後まで、デザートでよく使われる製法/食べ物がでてきます。(ダックワーズ、シュー等)
降り返ると、ずっとデザートみたいです。
「デザートとして食べるものが、食事にアレンジされてでてくる」ことはサプライズではあるのですが、「北欧料理なのにフレンチが結構混ざってるしなんでだ?」そんな疑問が浮かび、腹落ちしませんでした。
3.「素材を活かすだけでなく、もう少しアレンジがあったら楽しめたかも」と感じます。
手抜きだとは全く思いません。一つ一つの料理に時間がかけてあり、贅沢です。
しかしながら、8800円という金額を払います。
それならば、素材そのものの味がする料理ばかりでなく、「こんな味、他のレストランでは食べたことがない!「家庭では作れない!」そう感じるお料理の割合がもっと多ければいいなと思いました。
本場の北欧料理をわからぬままなので、
構成、調理方法、使用する食材など全体を通して、
「これが北欧料理なんだ!」と言われれば、「食べ慣れないなぁ」という感じですし、
「これは近代的・前衛的な北欧料理です!」と言われれば、「まだその次元に追いつけない」という感想です。
要約すると、「おいしかったのですが、なんか変な感じ(納得感がない)」です。
要約できてないですね。
食事を終えた後、なんかもやもやする、落ち着かない、そんな気分になったことを記します。
余談として、
フィンランドのヘルシンキに行ったことはありますが、食べたのはフィンランド名物のミートボールとかサーモン、じゃがいもなど。
地元の人に人気のお店や、少し価格のはるレストランで食事をしましたが、
率直に、「わぁー!おいしい!!!(*´∀`*)」みたいな感動はありませんでした。
素材を活かしまくっているので素朴です。美味しくなるように手を加えられている印象は、和食ほどありません。
ただ申し添えると、人間食べ慣れない料理には拒否反応があったり、
普段自分が食べて慣れているものを美味しく感じる、思い込むような機能があると思います。
美味しい、美味しくない、好き嫌い、については本当にその人が食べてきたものや、食べている環境(室温・気温・衛生・空調・感情etc.)、いろいろなものが影響していますので、
北欧料理に興味がある方は、「自分はどう感じるか」、を確かめに食べに行っていただければと思います。(ディナーは高いですし、差し当たりランチでも。)
何億分の1の意見として、参考にしていただければ幸いです。
*食べログ (2016.4.17現在 ★3.62)
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